投稿日:2023年12月12日
更新日:2023年12月12日
本記事はWP-Membersの全機能について書いています。
記事をよくお読みになり、試行錯誤しながら実際に手を動かすことをお勧めします。
以前、会員登録を行い、会員登録を行ったユーザー(出展企業)が記事を投稿できるサイトを作れるか?
さらに、投稿内容のテンプレート化ができるか?
といった相談を受けたことがあります。
検証したことを紹介します。
必要なことと使用するPlug-Inをまとめてみました。
必要なこと | 使用するPlug-In |
---|---|
会員登録機能の実装 | WP-Members |
ユーザー権限の付与 | User Role Editor |
投稿内容のカスタマイズ | Advanced Custom Fields |
その他のカスタマイズ | アクションフック追加 |
一度に全ては紹介仕切れないので分けたいと思います。
今回は、会員登録機能の実装を行うPlug-In WP-Membersをご紹介したいと思います。
▲WP-Members をインストールして有効化します。
上図にも大まかな説明は書いてありますが、このPlug-Inはサイトを会員制にします。
会員以外の一般ユーザに対し、閲覧の制限を設けることもできます。
さらに、会員であっても閲覧を制限する、メンバーシップユーザー(有料会員制)を設定することもできます。
▲有効化すると設定に WP-Members が表示されるようになります。
▲設定を開くと最初は上のような警告が表示されます。
それぞれの指示に従い表示が消えるようにします。
WP-Membersオプション
▲WP-Membresオプションタブ
各項目のをクリックするとマニュアルページ に飛びます。
以下に各項目の詳細を記します。
❶コンテンツの制限
制限をするとユーザー登録した者しかページを見ることができなくなります。
投稿ページ、固定ページの両方を制限すると、非会員では完全に記事が見れなくなります。
❷抜粋を表示
ログインしていない状態でも見ることができる抜粋を表示します。
❸ログインフォームを表示、❹登録フォームを表示
コンテンツの制限で投稿、固定ページをブロックした場合、個別にログイン、登録フォームを表示します。
※下で説明しますが、登録ページやログインページは固定ページにショートコードを利用して作成します。コンテンツの制限をしログインフォーム、登録フォームを非表示にした場合、どちらも見えなくなってしまいます。
❺自動抜粋
表題の通りです。
抜粋を自動的に表示するかの設定です。
記事を都度開いてmore
タグを設定する手間が省けます。
ただし、記事に抜粋が設定されている場合はそちらが優先されます。
▲「続きを読む」へのカスタムリンク(オプション)欄に入力すると文言をカスタマイズすることができます。
▲指定した文字数とオプションが反映されました。
パスワードのリセットは、パスワードリセットページでチェックの有無で下図のように表示が変わります。(追加設定が必要)をクリックすると英語版の新機能の設定ページ に遷移します。
▲パスワードのリセット、チェックなしの場合。
▲パスワードのリセット、チェックありの場合。
古いログインエラーチェックの有無で下図のように表示が変わります。
▲古いログインエラー、チェックなしの場合。
▲古いログインエラー、チェックありの場合。
❶メンバーシップを有効化
チェックを入れるとメンバーシップユーザーのみが閲覧できるページが作成できます。
メンバーシップユーザーとは、有料会員のような上位ユーザーのことです。
例えばコンテンツ設定の内容をブロックすると非会員はページを見ることはできなくなります。
会員がログインしてもさらに閲覧の制限を設けたい場合にメンバーシップの機能を有効にします。
▲チェックを入れるとメニューにメンバーシップが表示されるようになります。
▲新規追加をクリックします。
▲タイトルの入力は英語にしましょう。
日本語を入力するとスラッグが
%e6%9c%89%e6%96%99%e4%bc%9a%e5%93%a1%e3%83%9a%e3%83%bc%e3%82%b8
のようにエンコード表示されてしまいます。
▼最初に英語を入力し、スラッグが英語になってから日本語を入力するようにしましょう。
デフォルト設定はそのまま、ページのデフォルトに関する設定です。
メンバーシップ登録時にデフォルトとして割り当てる (オプション)
投稿の新規投稿時にデフォルトで設定する
▲チェックすると詳細が表示されます。
権限グループと紐付ける (オプション)はプルダウンメニューから、権限なし、購読者、寄稿者、投稿者、エディター、管理者、もしくはUser Role Editorで権限グループを作成した場合は、作成したから権限グループから選択できます。。
期限 (オプション)は、ピリオド、日、週、月、年から選択します。
▲制限時に表示されるコメントを記載します。
▲ユーザー一覧、ユーザー設定の下部にメンバーシップの項目が追加されます。
有効化すると緑色のチェックが入り、このユーザーがメンバーシップとして有効化されます。
▼フィールドタブでフィールドを追加でメンバーシップのフィールドを作ることもできます。メンバーシップで登録したユーザーは自動的に上記が反映された状態で登録されます。
これは便利!
▲ページを閲覧した場合。会員であっても、このように表示され読めなくなります。
❷管理者に通知
登録があった際、管理者へ通知します。
❸承認登録
登録を管理者の承認制にします。
登録時にも、承認時にもユーザーへ通知が送られます。
未認証の状態でログインしようとするエラーが表示されます。
認証時のユーザー通知にはパスワードが記載されないなど改良の余地があると思います。
ユーザー一覧には下図のように表示されます。有効化をクリックすると認証メールが送信されログインできるようになります。
❹確認用リンク
コメント通りです。(追加の設定が必要です)をクリックすると英語版の新機能の設定ページ に遷移します。
❺警告メッセージを表示しない
上で説明している 警告メッセージを非表示にします。
❻帰属
コメント通りです。
❼登録用のCAPTCHAを有効化
CAPTCHAを有効化しますが選択するものによって難があります。
▲作成した固定ページをここで割り当てます。
▲プルダウンの種類。作成した固定ページと直接URLを指定する項目があります。
▲固定ページはショートコードで作成します。
ログインページのショートコードは[wpmem_form login]
登録ページは[wpmem_form register]
ユーザープロフィールページは[wpmem_profile]
その他はこちら をご参考ください。
▲プルダウンでは、WP-Members Plug-Inに格納されているCSSから選択するようになっているようです。
一番下のURLを指定できますが、カスタマイズしたCSSを利用した方が良さそうです。
フィールド
登録時に必要な項目を設定します。
Registrationは新規登録画面で表示する場合チェックします。必須は必須かそうでないか。
Userにチェックを入れるとユーザー一覧に表示されるようになります。
Searchにチェックを入れるとユーザー一覧画面で検索できるようになるとマニュアルには記載されてますが、検索されませんでした。
矢印をドラッグするとフィールドの順番を並べ替えられます。
一番左の複数のチェックで、一括で操作をすることも可能です。
設定が完了したら、一括操作のプルダウンから設定を保存を選択し、最後に適用をクリックします。
これを行わないと保存されません。
他のタブと違って明確な保存ボタンがないので注意が必要です。
ダイアログ
左のタイトルは日本語ですが例文は英語になっています。
タイトルに従いダイアログメッセージを入力してゆきます。
メール
新規ユーザー登録時、パスワードリセット時、ユーザー名の回復時などのメールの内容を入力します。
ショートコード を使用し編集することができます。
HTMLメールを送信にチェックを入れると、本文や著名にHTMLタグが付けられHTMLメールとして送信できます。
注意として、入力し終わっても、例えば、後から管理者に通知や認証登録の設定をすると、それらの入力欄がデフォルト(英語)で追加されます。
「あれ? さっき全部入力したのに???」ってな感じになるのでお気をつけください。
設定する項目は多いですが、その分機能が充実しています。
しかも、これだけの機能が無料で利用できるとは驚きです。
それぞれの設定で、どのようなことができるのか、トライ&エラーを行うことが非常に重要だと思います。
使ったことはありませんがWooCommerceと併用するとさらに威力を発揮すると思います。
冒頭にも書きましたが、今回はUser Role Editor、Advanced Custom Fields、アクションフックを併用したユーザー投稿サイト作成検証の第一弾です。
以降、続きを書いてゆきます。
なお、WP-Membersでユーザー登録時、User Role Editorで作成した権限を自動で割り振る記事を書きました。
併せてお読みいただければ幸いです。
最後まで読んでくださりありがとうございました。
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