投稿日:2020年12月13日
After Effectsには、ORB(オーブ)という地球を作成する無償で提供されているPlug-Inがあります。
Saberでお馴染みのVideo Copilot社 が提供しています。
▲Video Copilotの公式YouTube。
▲ダストマンさまが日本語でチュートリアルを公開されています。
何回も視聴させていただき、自分なりに地球を作成しました。
▲Saberで流星も作りました。
是非是非、ご視聴ください!
Video Copilot Ultra 3D Earth を訪れると、After Effectsで使用する地球のテクスチャーをダウンロードできます。

▲ダウンロードしたテクスチャー一式。

▲After Effects、ORBでの設定。
例として、MapsのDiffuse LayerにEarth_Diffuse_6K.jpgを、その他はそれぞれ設定してあげます。
Diffuse Layerは地表。
Glossoness Layerは光沢。
Illumination Layerは日の当たらない箇所のイルミネーション。
Bunmp Map Layerは凹凸を表現します。
それぞれ、好みに応じて調整します。

▲地球の地表データ。

▲地球の光沢データ。

▲地球のイルミネーションデータ。

▲地球のバンプデータ。
バンプデータはNormalデータとも言います。
コントラストが高いほど、より凹凸した感じを表現できます。

▲雲のデータ
Video Copilotの他にも商用利用可能なテクスチャーを提供している会社があります。
Solar System Scope

▲Solar System Scope のトップページ。

▲銀河を散策できる「Solar System Scope」というアプリケーションが用意されています。
デスクトップ版とブラウザ版があり、フリーのお試し版もあります。
有料でも9.80$と、そんなに高額ではありません。

▲デスクトップ版、起動中の画面。

▲各惑星をダブルクリックで拡大し解説画面になります。
マウスでグリグリ回転したり、ホイール操作で拡大縮小できます。
縮小すると天の川銀河まで閲覧することができます。

▲ダウンロードした太陽のテクスチャー。

▲水星のテクスチャー。

▲金星大気のテクスチャー。

▲金星の地表のテクスチャー。

▲木星のテクスチャー。

▲土星のテクスチャー。

▲土星のリングのテクスチャー。

▲天王星のテクスチャー。

▲海王星のテクスチャー。

▲地球のテクスチャー。

▲こちらは月面のテクスチャー。
これらはNASAや、水星探査機メッセンジャー、バイキング、カッシーニ、さらにハッブル宇宙望遠鏡で作成されたものから調整したそうです。
商用利用も可能になっています。

▲簡単に惑星を作ってみました。
左上から、太陽、水星、金星、火星、木星、土星、天王星、海王星。
Glossiness(光沢)だけ0に設定しました。
土星は作り方が特殊なので、次回詳しく説明します。

▲月を作ってみました。
望遠鏡で除いたのと同じようなイメージになりました。
こちらはバンプデータを設定。他にも輝いた感じを表現するためレイヤーを複製し、パラメータを調整しました。
こちらも次回、詳しく説明します。
下の写真は実物の月ですが、ORBで作成したものもかなり、リアルです。
ティコクレーターの辺りが少し、違うような気がします。

▲こちらは実際の月の写真です。
天文や宇宙が好きなので作ってて、とても楽しかったです。
Saberで流星を作ると、本物のように作れるのも分かりました。
Video CopilotやSolar System Scopeからダウンロードする素材には2k、6k、8kなど、高解像度用のテクスチャーも準備されています。
地球を作り込んだ場合、テクスチャーも複数使うことになりますが、枚数が増えるとデータが重たくなるので、ご注意ください。
たくさんのメモリを搭載したMacが欲しくなりますね。
今後も色々作りたいと思います。
最後まで読んでくださりありがとうございました。

