投稿日:2022年1月30日
昨年末、念願のフルサイズミラーレス Canon EOS RP RF 24-105mm F4-7.1 IS STM KITを購入しました。
 
  
Sony α7 IIIと比較しましたが、元々、Canon派だし、50mm F1.8レンズや、Vixen 天体望遠鏡用のカメラアダプターを所持していたのでCanon製品を選んでみました。
  

 ▲EF 50mm F1.8レンズ。
 20数年前に購入。しばらく1眼レフも所持してなかったのでレンズだけ放置状態でした。
  

 ▲EF 50mm F1.8レンズ。
  
しかし、ドライボックスに乾燥剤と一緒に入れておいたにもかかわらず、レンズにカビが付着してしまいました。
 
 ▲撮影には影響しませんが、嫌ですね。。。
  
分解清掃することにしました。

 ▲レンズ取り付け部のネジ2箇所を外します。
  

 ▲非常に細かいので紛失には注意しましょう。
  

 ▲接続部のカバーを先の細い工具で外します。
 隙間に入れ込み、テコの原理で上げます。
 右が外した状態。基盤が見えます。
  
続いてAF、MFの切り替えボタンのカバーを外します。

 ▲こちらも隙間に先の尖った工具を差し込み、テコの原理で剥がします。
 両面テープで固定されています。あとでキレイなものと取り替えましょう。
  

 ▲スイッチを切り替えると金具がスライドし、対象の接続部を動かす仕組みになっています。
  

 ▲レンズ本体のカバーを外します。
 しっかり掴んで、振るわせるようにスライドさせます。
 一気に外そうとせず、慎重に外しましょう。
  

 ▲カバーが外れました。
  

 ▲先ほどのAF、MFスイッチは、ここのギアを押し下げ、ギアを噛み合わせて駆動させる仕組みになっています。
  

 ▲前玉(レンズの前面)と、後玉(レンズの後面)を外します。
 凸型の接続部にさきの細い工具を差し込み、テコの原理で開きます。
 ここも一気に行わず、慎重に外しましょう。今回、一番気をつかった工程です。
  

 ▲分離した前玉と、後玉。
  

 ▲前玉
  

 ▲後玉の表裏。
 Canonサイトのレンズの仕様書 によると、このレンズは5群6枚。
 付着したカビは1枚目と2枚目の間にあるようです。
 前玉、後玉はこれ以上分離できないので、あきらめました。
  

 ▲表面だけキレイに拭き取ります。
  

 ▲これはAF、MFの切り替え箇所。
 上図のAF、MF切り替えスイッチの部品が、この箇所をスライドさせ動作する仕組みになっています。
  

 ▲AF、MFスイッチを接着している古い両面テープを剥がします。
  

 ▲市販のもので充分です。
  

 ▲元に戻しました。
 ギアを駆動させるグリースでベタベタになっているので、キレイに拭き取りましょう。
  

 ▲元に戻しました。
 ギアを駆動させるグリースでベタベタになっているので、キレイに拭き取りましょう。
  

 ▲Mount Adapter EF-EOS RFを装着した状態。
  

 ▲動作確認。
 バッチリ動きます。
  

 ▲Vixen 天体望遠鏡用のカメラアダプターを装着した状態。
  

 ▲Vixen A80Mf。アイピース25mmで撮影しました。
 フルサイズで撮影するとかなりシャープに写ります。
  
レンズを観察してみると、少ないネジの数。
 「これは簡単に分解できるのでは?」という、軽い気持ちと好奇心で挑んでみました。
 安価なレンズだけあり、作りも簡単にできているというのが所見です。
  
簡単にできているとは言っても、これだけのギミックを持ち、素晴らしい写真を撮ることができる技術の恩恵には敬服します。
  
お断りとして、本記事を参考にするのは良いのですが、破損や怪我等起きても、私もメーカーも保証しません。
 最後まで読んでくださりありがとうございました。
  



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