投稿日：2020年2月2日
ことの発端は2017年の年末。
当時、使用していたiPhone 6sのバッテリーが経年劣化で持ちが非常に悪くなったこと。
新しいiPhoneを購入することも考えたのですが、先立つものがない。。。
好奇心とチャレンジ魂に火がつき、安く済むのなら自分で交換してみるか！ とバッテリーを購入。分解を試みました。
フロントパネルを開けようと、開きかけた隙間にヘラを差し込んだときのことです。
ピシっ！
ヒビが入ってしまいました。
顔面蒼白になりながら作業を中断。2年間そのままにしてきました。
最近になってガラスの剥離が目立ってきたので、フロントパネルも購入しダメ元で再挑戦してみるか。。。と思ったのがキッカケです。
手順など、私なりにまとめたので記しておきます。
▲Amazonで¥1,799で購入したバッテリー交換セット
▲Amazonで¥ 2,599で購入したフロントパネル交換セット
▲無理にこじ開けようとして割れてしまったパネル。
▲まずは下部のネジ2本を外します。
▲ネジはどれも非常に小さいので、分かりやすいように管理します。
▲ひび割れたガラスを少しづつ取り除き、ゆっくりこじ開けます。
▲無事に開きました。
上部にフロントカメラ、ライト、イヤースピーカーのケーブルが接続されているので、まだ分離できません。
▲バッテリーコネクタを外すため、赤丸のネジ2本を外します。
右側のネジが長くなっています。
▲保護パネルを外します。
▲ヘラでコネクタを、てこの原理で持ち上げるように外します。
▲外れたコネクタから、万が一の通電に備え、接続部への遮断をします。
▲次に、本体右上のフロントカメラ、ライト、イヤースピーカーのケーブルを外すため、カバーを外します。赤囲みの4本のネジを外します。右上のネジが少し長くなっています。
▲❶❷❸の順番に、それぞれ外側から、てこの原理で少しづつ、ゆっくり外します。
▲外れたら、外側に持っていきます。
これで本体とパネルが分離できます。
▲分離できました。
次にバッテリーを外します。
▲バッテリー下部のネジ2本を外します。
これはバイブレーターを固定しているネジです。
▲取り外したバイブレーター。
部品類も大切に管理します。
▲バッテリー下部には2箇所、両面テープが貼られています。
黒いリーダーを剥がしながら両面テープを少しづつ引っ張るように剥がします。
▲ビヨーンと伸びるのでピンセットで引っ張りながら巻き取ると良いでしょう。
▲バッテリーを取り外しました。
▲新しいものと交換します。
▲付属の両面テープ。
▲当てがってみて、向きや位置を決定します。やり直しはできないので慎重に行いましょう。
▲少し表面にはみ出させ、クルリと巻くように貼るのが良いでしょう。
コネクタは後ほど接続します。
▲フロントパネルの上部、フロントカメラを外します。赤囲みのネジ3本を外します。
▲カバーを取り外したところ。縁にパッキンが貼ってあるので丁寧に剥がします。
▲細かなフラットケーブルを丁寧に剥がします。
▲その上を覆っている矩形物（イヤースピーカー）を外します。
▲取り外したフロントカメラ。精巧な造りにビックリ！
▲続いて、パネル板とホームボタンを外します。
図の赤丸の6本のネジを外します。右上のネジだけ他より小さいものが使われています。
6本のネジを外した後に下部赤矩形の3本のネジを外します。
▲下部の3本のネジを外し、カバーを外したところ。
▲ホームボタンの接続を外します。図の右側からピンセットで、てこの原理で外し、左側に起こします。
▲フロントカメラ同様、フラットケーブルを丁寧に剥がし、ホームボタンを取り外します。
▲最後にパネル板を外します。
両端の赤丸、パネル板に貼られたシールを剥がします。中央の赤丸はフロントカメラを固定しているパーツ。これも取り外します。
▲パネル板を取り外しました。
▲これで各パーツが取り外せました。購入したフロントパネルを換装します。
▲フロントパネルの表側。ブラックモデルにホワイトのパネルを換装します。レア物になりますね。
▲ここからは外したネジやパーツを元に戻す作業になります。
特に細かいネジは外すときよりもハメる方が難しいので注意しましょう。
▲フロントカメラを固定していたパーツをはめます。
簡単にできそうですが、ハマりづらいので丁寧に行いましょう。
▲ホームボタンを戻します。本体のコネクタの反りが少々強いので、パネル板を先に取り付け、固定してからの方が付けやすいと思います。
▲ひとまず、ピンセットの先で曲げながら位置を合わせます。
▲パネル板を取り付けコネクタを固定します。
▲固定したらカバーを取り付けます。
カバーでコネクタどうしを押さえつけるように接続させます。
▲フロントカメラ、ライト、イヤースピーカーを取り付けます。
外したときと逆の順番で取り付けます。
▲ピンセットの先などで丁寧に押さえつけます。緩くハマった感触がします。
▲フロントパネルは上部からハメてゆきます。
下部から先にハメると上部がハマらなくなります。
これで作業完了です。お疲れ様でした。
交換セットにはホームボタンは付属してないので、レアなパンダiPhoneになりました。
▲バッチリ起動しました。
フロントカメラ、スピーカー、ホームボタン、指紋認証、液晶のタッチ操作、ライトなど、全て問題なく使えます。
強いて言えば、ホームボタンのパッキンを取り外したせいか、少し緩いような気がします。
2年前に格安SIMに切り替え、安価なAndroidを使うようになりました。
上述したように、ガラスにヒビが入り、バッテリーの持ちも悪くなったのでほとんど使うことがなくなっていたiPhone 6s。
今回の換装で、新しいiPhoneを入手したような気分になりました。
年々新しいものが発売されていますが、愛着のあるマシーンを大事に使い続けるのも選択肢だと思います。
反省として、もう少し写真をキレイに撮るなど、気持ちに余裕を持って行いたいと思いました。下記のサイトの方がより分かりやすい内容となっております。
参考にさせていただいたサイト
『分解工房』さま
『SIMっちゃお！』さま
注意として、本記事は参考程度にしていただければと思います。
ご自身で分解、修理を行い、不具合が生じても、当サイトと上記で紹介しているサイトさまは何の責任も負いかねますので、ご了承ください。
なお、自身で分解した場合、Appleの保証は一切効かなくなるので、こちらもご了承ください。
最後まで読んでくださりありがとうございました。
